内容説明
『徒然草』の新解釈。無常を“変化”と読み解くことで浮かび上がる「愛」のこころ。
目次
1 空のなごりのみぞ惜しき 序段‐第四十五段(変化について;時間について ほか)
2 人の心すなほならねば 第五十段‐第百八段(鬼がいる風景;鬼の変幻 ほか)
3 何も持たでぞあらまほしき 第百十段‐第百二十三段(錆びたナイフ;ウンドンコンカン ほか)
4 沖の干潟遥かなれども 第百五十一段‐第百七十五段(石叫ぶべし;笙よ琴よ、醒むべし われ黎明を呼び覚まさん ほか)
5 問ひつめられて え答へず 第百八十七段‐第二百四十三段 最終段(夢から覚めて夢を見るべし;よろづの道の人たるべし ほか)
著者等紹介
森内俊雄[モリウチトシオ]
1936年大阪生まれ、早稲田大学ロシア文学科卒業。編集者として活動後、作家になる。69年『幼き者は驢馬に乗って』で文學界新人賞を受賞、73年に『翔ぶ影』で泉鏡花賞を、90年には『氷河が来るまでに』で読売文学賞、芸術選奨を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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