内容説明
幼馴染への恋が散った日。彼への想いを残すため、車のドアミラーにキスマークを残した。その姿を、ちょっと苦手な彼の兄に目撃されてしまう。気まずい思いはしたけれど、帰省しなければ会わないし、関係ないやと思っていた。それなのに、母のお使いで店を訪れ、再会するはめになり…老舗和菓子屋店主との大人の青春ラブストーリー。
著者等紹介
井上美珠［イノウエミジュ］
２００７年よりｗｅｂサイトにて恋愛小説を発表。「君が好きだから」にて出版デビューに至る（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のいじぃ
7
読了。不器用を理由に逃げ回る比奈のスローステップな恋愛を越えたかと思えば壱哉の不誠実な行動に苦々しい思いが残った。比奈とエマに対する結婚の描写の差も壱哉の身勝手さを浮き立たせるものでしかなく、彼がいくら馬鹿正直に比奈への気持ちを述べても重みがなくなってしまった気がする。比奈にしても壱哉以外の恋愛対象を不快と切り捨てて閉鎖的になっているあたり好感が持てなかった。2012/03/04
つっきー
5
★★ 負の感情が充満し過ぎていて、読みながら何度も持っていかれそうになってしまった。とにかく重たい気持ちが支配していて、浮上したと思ったら、また下に引きずられて。頑なに自信が持てない彼女にイライラしたし、肝心なところで引いてしまう彼にも、がっかりさせられてしまったな。2018/09/18
yunna
5
前作が好きだっただけに今回は購入したことに後悔。前半は良かった。でも中盤あたりから「なんでそうなる？」って思うほど。途中投げ出したかったかな。ヒナも悪いけどイチヤも悪い…。いや、でもイチヤの行動がちょっと。最後も「こんなおわりあり？？」でした。作家買いは要注意だと感じた一冊でした。2011/09/10
りゅう
4
あらすじを読んで面白そうかな、と購入。あーもういらいらする。比奈はでもでもだっての堂々巡り。壱哉の行動も共感できない。家業を継ぐからといって会社を辞め、なんだか物足らない、と会社に復帰。その行動って、ものすごくまわりに迷惑かけてないですか。主人公に共感できないと心の中で突っ込み続けて疲れました。2013/08/30
わきち＠肩書きは妄想家
4
いわゆる感想というものは好き嫌いの問題でしかないから、悪く言うことは避けたいのだけれど、正直な感想として「好きではない」と感じました。途中までは面白かったんですけど…あれ？って。結婚しちゃうの？え？って。しかもあっさり離婚。悲恋でもなく、純愛でもないアンバランスな印象をうけました。2012/04/23
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