桜の吉野山―その景観を育んだ人と風土

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  • サイズ B6判/ページ数 87p
  • 商品コード 9784434158414
  • NDC分類 291.65
  • Cコード C0021

目次

第1章 都人と吉野の山(天皇の吉野行幸と平安貴族の御嶽詣;歌世界と吉野の桜)
第2章 桜植樹の起源と寄進(桜植樹の起源;植樹の風習;寄進植樹と桜山形成 ほか)
第3章 神木桜の誕生と桜保護(吉野山内の状況;快元の勧進復興活動と神木桜;神木桜の保護 ほか)

感想・レビュー

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Shoji

34
吉野山はいつからなぜ桜の山となったのか、ということを有史以降の文献史料や絵画史料に基づいて解説している。 奈良時代『万葉集』には、吉野川は多く歌われる一方で吉野山は歌われていない。 吉野桜の文献史料への初出は、平安時代『古今和歌集』なのである。 以降、徳川時代まで吉野が桜の山たる所以が綴られている。 すごく端折って言うと、吉野山では桜は神木であり信仰の対象なのである。 ルーツはアニミズムなのである。 が、平成元年をピークに桜の木は急激に減る一方。山守がいないのである。 ここもまた過疎地域なのである。 2016/02/07

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