出版社内容情報
「坂の上の雲」の世界がありありと―
文人墨客、各種芸人、芸者衆から掏すり摸の親分までが住み親しんだ根岸の里。
これぞ江戸下町の人間模様―同時代を生きた生き証人たちがここに蘇らせる
〈本書に寄稿してくださった方々〉
大熊利夫:根岸に生きた人々を研究し、本書収録の『呉竹の根岸の里』『根岸夜話』をまとめた。
大熊利明:大熊利夫氏の息子。衆議院議員。本書に『父の生い立ちと根岸』を寄稿。
〈初代〉林家三平:根岸に生まれ育つ。『呉竹の根岸の里』『根岸夜話』への序文に風流豊かに根岸を描写。
海老名香葉子:初代林家三平の妻。本書に『根岸の今昔』として根岸に来てからの思い出を寄稿。
最上武雄:陸羯南のひ孫。祖母を通して、陸羯南と7 人の娘たちについて語る。
内容説明
文人、芸人、芸者衆から掏摸の大親分まで、根岸を住まいとした江戸っ子達を活写した、『呉竹の根岸の里』と『根岸夜話』。37年前に自費出版されたこれら二冊の復刻に加え、著者大熊利夫氏の子息大熊利昭氏、初代林家三平師匠夫人海老名香葉子氏、正岡子規の支援者、陸羯南の曾孫である最上武雄氏、に今昔のエピソードを執筆いただき、できあがったのが本書である。
目次
呉竹の根岸の里 序文((初代)林屋三平)
根岸夜話序文 根岸の四季((初代)林屋三平)
根岸の今昔(海老名香葉子)
おばあちゃまは陸羯南の娘―葉山で過ごした日々(最上武雄)
父の生い立ちと根岸(大熊利昭)
呉竹の根岸の里(大熊利夫)
根岸夜話(大熊利夫)
生い立ち(大熊利夫)
根岸の人物リスト