内容説明
昭和二十年二月下旬、十九歳の国鉄マン上坂豊氏は中部第四十二部隊に入隊。三月中旬、下関から中国大陸に渡り、山西省・〓安(ろあん)(長治)の部隊に所属する。終戦後、八路軍との戦闘などを経て昭和二十一年五月に復員。その間の兵隊としての心情、生活、現地の風俗などを、驚異的な記憶力で描いた異色の従軍記。
目次
出征
内務班へ
訓練の日々
隊内での生活
行軍
終戦
泌県
南団柏へ
南構分遣
再び南団柏
引き揚げ
出航
戦中・戦後の記録
著者等紹介
上坂豊[コウサカユタカ]
大正14(1925)年、大連生まれ。高等小学校卒業後国鉄に入るが、19歳で応召。戦後は津に移り住み、二度の大病を乗り越え国鉄マンとして勤め上げる。平成21(2009)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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