内容説明
数年前まで県大会突破すら考えられなかった弱小吹奏楽部が、謎の美人教師の指導で生まれ変わる!そして挑むは夢舞台「吹奏楽の甲子園」への出場権!吹奏楽に捧げる、爽やか青春ストーリー。
著者等紹介
山口なお美[ヤマグチナオミ]
山口県在住。インターネットで恋愛小説を連載し、多くの読者から支持を集める人気作家となる。「月の砂丘にふたり」でアルファポリス恋愛小説大賞・大賞を受賞し、出版デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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七色一味
46
読破。吹奏楽の甲子園──杉並区にある普門館を目指す、中国地方のとある高校吹奏楽部の物語です。ちょっと甘酸っぱくて、かな~り熱血な吹奏楽部の姿が、いきいきと描かれていて──。中学の時の吹奏楽部をちょっと思い出しました。 対象的にはジュニアなんでしょうが──ちょっと気恥ずかしいですが、大人が読んでも結構「あの頃」が思い出せていい気持ちになります。 能面ヒナコが、能面のくせに熱血です。2012/02/11
junkty@灯れ松明の火
34
自分が吹奏楽部だった訳ではないのでどうかな~と思って読み出しましたが、自分の陸上部時代の事を思い出してジーンときました。新入生勧誘の時に「何が楽しくて走らなきゃいけないんですか?」って言われたのもイイ思い出です。ヤッパリ学生時代に本気で打ち込める事があるって素晴らしい。テストが無ければもっと最高なんだけどなぁ…(^^;)2013/10/27
まり
33
自分も吹奏楽に入ってたので、コンクールのドキドキ感、楽器を積みこむ大変さ、合唱で指名される辛さ、共感できる事が多くて学生時代に戻った気分になりました。恋もあっておもしろかったです。2014/08/12
がいむ
25
吹奏楽部を描いた直球部活小説!って感じです。すごくふつうの文章なのに、音楽でもスポーツみたいに互いにカバーし合える。それが吹奏楽の魅力、という描き方がとてもよかった!(ちなみにわたしも元吹部)こんな風にコンクールを目指して練習する毎日。おせっかいなあやもふてくされてしまうミカりんも音が出せなくなってしまう花岡さんも、みんな昔の自分を見ているみたい^^; なつかしすぎます。残念ながら那津みたいな子はいなかったなあ(笑)いや~最後泣けるな~。那津と能面ヒナコが魅力的。2012/02/21
のみちゃん
18
「あや、モテモテ~」と騒ぎながら楽しんだ。もっと見守りたかったなと思う一方、ちょうど良いところで終わってくれたなとも思い、満足している。私は吹奏楽をいじめを理由にやめてしまった。進学して新たなメンバーと始められたらと思いつつ、経験者集団へ入ることに踏み切れなかった。中学時代に読んだら、高校で始められたかな? なつや神崎くんほどには頑張れない…と諦めた気がするな。希望しなかった楽器との付き合いは、ポジティブに出来ただろうけれど。あやママと同じく、あやが羨ましいな。自分が幸せだとわかっている青春のあやがね。2013/10/02
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