内容説明
優勝者には賞金1億円―視聴者参加型の新クイズ番組に興味本位で応募し、予選を突破した笠間翔太と添川陽奈。しかし、決勝大会に進んだ笠間ら10人の回答者を待ち受けていたのは、クイズに間違えると即刻殺されるという残酷なゲームだった。死と隣り合わせの状況にパニックに陥りながらも、知恵をしぼってクイズに立ち向かう笠間たち。一体、何のために…?その裏には主催者の驚くべき意図が隠されていた…鬼才・椙本孝思による狂気に満ちた異色ホラーミステリー。
著者等紹介
椙本孝思[スギモトタカシ]
1977年、奈良県生まれ。大阪国際大学経営情報学部卒。2002年「やがて世界は詩に至る」で出版デビュー。「THE CHAT」シリーズで若者を中心に熱烈な支持を獲得し、異色ホラーミステリー作家として一躍注目を浴びる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しのぶ
34
デスゲームを読みたくなったのでネットで検索して拝読。クイズとして出される問題はそこまで頭脳戦でも心理戦でもなかったかな。ネタばらしというか最後のどんでん返しに「!?」となった。予想外のラストといえばネタとしては悪くないが。2017/03/21
Yuuko.K☆アイコン変えました
23
展開が早いので、サクサクッと読める。設定とか面白いなぁ~とは思う反面、オチもちゃんとあってそれなりにスッキリはするんだけど、何か物足りなさが残る。グロいシーンもあるので、好き嫌いがハッキリする作品かな。2015/07/20
うまる
22
優勝賞金1億円か死かのクイズ番組型デスゲーム。この手の話って、何故このメンバーが集められたかとか、主催者の意図が解明されずに終わるのが多いと思いますが、この本はちゃんと理由が明かされます。そのオチがとても良くできていて、このラストだけでも読んだ価値がありました。デスゲーム部分がもっと練ってあれば名作だったと思うので、ラストが良いだけに勿体無い気がしました。10年も前の本だけど、色々発見があり楽しめました。2019/10/15
鬼灯の金魚草
18
設定は良いんだけど、内容が軽い。残念。2017/04/29
ベルガモット
17
優勝者には賞金一億円。予選を勝ち抜いた10人がクイズを競うことになるも、不正解だとその場から強制退去…。いわゆるバトルロワイヤルもの。どんな決着の仕方になるのか気になって、悲惨な描写もあるもののどんどんページをめくっていきました。『インシテミル』と違い、10人がみんな若い世代ばかりというのがそもそも気になっていたんですが、こういう背景があったのかと、そこは納得。ちょっと反則気味な感もあるけれど、これもアリかなあ。2012/11/02
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