内容説明
高校二年、バレー部の由紀とサッカー部の裕太は幼馴染。ある日、由紀は祖父の経営するアンティークショップで古いカメラを見つける。面白半分にカメラを持ち帰った由紀は、裕太とともにそのカメラを使うが、それは撮られた人間が死んでしまう呪いのカメラだった。やがてふたりは友人達とともに恐ろしい出来事に巻き込まれていく…。
著者等紹介
松元千春[マツモトチハル]
1985年生まれ。千葉県在住。日本女子大学文学部卒。「カメラ」で出版デビューに至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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くにたけ ようこ
1
リングを連想しつつ読んだ、読後感がものすごく悪い。その悪いのもリングと一緒。ホラー小説のパターンとしてあるものだから、真似してると言いたいわけじゃないけど、主役二人のラストは衝撃だった。ラストはどうでもいい
まろんぐらっせ
0
呪いのカメラ。そんな感じ。処分してしまえば。。。。そう思えるのに、そこには多くの人間の欲が絡んでくる。しかしどの欲も結局のところ本当に「純粋な憎しみ」なのです。誰もが相手に対してストレートすぎる憎しみを持ってしまったがために、惨劇の輪が広がるのです。青春してるなぁ。よもやこんなラストとはね。 2011/02/24