出版社内容情報
性別不明の若者に恋をした中年男や、短命な恋人を助けるために壮絶な人生を選択したバツイチ女、路地裏で拾ったラブドールに恋をしてしまう男の話など、実在する北海道の温泉宿を舞台にした5つの物語。複雑に交差する登場人物たちに加え、ひなびた温泉を愛する悪魔と、悪魔を目の敵にする潔癖症の神様も登場し、物語はとんでもない結末に!?
笑えて、泣けて、ちょっぴり切ない、温泉ガイドとしても使えちゃう新しいタイプのエンタメ小説がここに誕生!
内容説明
笑えて、怖くて、エロくて、じーん…全く新しいタイプの温泉文学。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アメフトファン
13
こんな破天荒な物語を本にして下さった出版社に感謝。優しい悪魔と残酷な天使、作家、歌手、床屋等が繰り広げる愛の物語。舞台は実在の北海道の温泉旅館で温泉旅館の人達は実在の人物。作者は間違いなく人間と温泉を愛しているに違いありません。それにしてもここまでわけのわからない物語なのにこの爽やかな読後感はなんだろう。温泉好きの方には是非お奨めです。物語のラストの作者のメッセージが深い余韻を与えてくれました。2013/10/18
あつひめ
11
実在する温泉を舞台にハチャメチャだけどなんか笑える・・・ありえないのにありそうに感じる。登場人物とワクワクしたりガッカリしたり・・・神様・・・オネガイ!!と言ってしまいたくなったり。「・・・なったり」ばかりの「初めての作風」で舘浦さんを知りたくなりました。どんな人が書いているんだろう・・・。読後、温泉に私も行った気分になった。2010/05/28
unya
0
地元感満載!知ってる地名だらけ、なのにちょっと異界風でもあり・・・。温泉行きたいですね。2014/02/14