内容説明
北アイルランドの片田舎。大人たちは古い伝統を守り続けている。女生徒キャサリンは貧しい家庭に育って学業成績の向上に努める毎日であった。そんなある日のこと、彼女は学校の廊下でハンサムな男子生徒とぶつかってしまう…。恋愛、引き裂かれる愛、子と父母の愛情と葛藤、結婚、心の底にいつまでも消えずに残る恋心…。クリスチャンでありながら宗派の異なる二つの家庭の二人の母と娘を通して、新しい社会と真実の愛の姿を求める、イギリスで人気上昇中の女流作家エリン・ケイの話題作。
著者等紹介
ケイ，エリン［ケイ，エリン］［Ｋａｙｅ，Ｅｒｉｎ］
ポーランド系アメリカ人を父としイギリス系アイルランド人を母として１９６６年に北アイルランドのアントリム州で生まれた。兄弟姉妹が５人で、カトリック教徒として育ったがプロテスタント系のグラマースクールで教育を受けた。大学を卒業後１０年間はキャリア・ウーマンとして金融界で活躍したが、その後作家に転身した。彼女は夫と２人の子供と一緒に現在スコットランドの東海岸に住んでいる
小牟田康彦［コムタヤスヒコ］
広島国際大学国際交流センター主任教授（英語）。１９４０年宮崎県児湯郡新富町生まれ。東京外国語大学外国語学部英米語科卒。東燃株式会社（当時）を経て、１９９３～９５年北アイルランドのアルスター大学に留学、国際経営修士号（ＭＢＡ）取得。１９９５年から教職に転じ、学習院大学経済学部、埼玉大学経済学部（一時期）の非常勤講師を経て、２００３年から広島国際大学教授。現在は東広島市に住んでいるが、本籍地は埼玉県蓮田市（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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