内容説明
19世紀末のアメリカ―情報通信の新時代が幕を開ける。電鍵ひとつを相棒にアメリカを放浪したタフレディの物語。語られざるヒロインの人生でひもとくIT革命の裏面史。
目次
第1部 女性電信士誕生―歴史が忘れた物語(電信アメリカをめぐる;電信士はジェンダー・フリー;鉄道がもたらす自由な天地)
第2部 『バグ電鍵と私』を読む―タフレディの奮闘記(結婚生活の破綻「あたしゃ奴隷みたいなものだった」;電信技能の習得「自分と子どもが生きていくために」;辺鄙な停車場での日常「あんたが五〇フィートもある化け物に見えたよ」 ほか)
第3部 電信の時代と女性たち―IT革命の裏面史(荒野のバラと電鍵;失われた女性の声を求めて;“マ・カイリー”からのメッセージ)
著者等紹介
松田裕之[マツダヒロユキ]
1958年大阪府豊中市生まれ。博士(商学)。松商学園短期大学(現松本大学松商学園短期大学部)、産能短大、放送大学、関西学院大学、甲子園大学などで経営関連ならびに情報通信関連の講義を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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