内容説明
気候には保護と刺激の作用がある。風、太陽、温度、湿度からの作用を治療や健康増進のために用いる。運動型気候療法では「ちょっと冷たい」冷刺激を感じながら山や海岸をどんどん歩く。ミュンヘン大学のシュウ教授がガルミッシュ・パルテンキルヘンの運動型気候療法について詳しく解説した気候療法の入門書。
目次
1 高山気候の気候療法ではどんどん歩く
2 気候療法が効果のある病気や症状(気候療法の主な適応症;気候療法が勧められる病気や症状;気功療法をしてはいけない禁忌症)
3 運動と鍛錬をすることが治療である
4 気候療法のプログラム(運動型気候療法を構成するもの;クアプランに基づいて実施する;申し込みから実施までの流れ)
5 気候療法による効果とは何か
6 まとめ
著者等紹介
シュウ,アンゲラ[シュウ,アンゲラ][Schuh,Angela]
ミュンヘン大学気候医学教授。医学博士、気候医学博士。温泉気候療法医、理学療法医、自然療法医の認定責任講師。気候療法士養成責任講師。クアオルトや気候療法地の鑑定委員。主な研究:臨床研究による気候療法の効果、同一症状に対する異なる気候療法による違い、適応症に合わせたクアとリハビリテーションコンセプトの開発と実施、天候の人間への影響
西川力[ニシカワツトム]
1947年京都市生まれ。立命館大学卒業。貿易商社に勤務後、ドイツのタウナス・テルメと協同してテルメ型の温浴施設を日本に紹介。1991年にインタービジョンGmbHをバートホンブルクに設立し、クア/ウェルネスのための機器の日本向輸出と情報発信を強化。クア/水中運動のセミナーを各地のクアオルトで開催。ジャイロトニックトレーナー
阿岸祐幸[アギシユウコウ]
北海道大学名誉教授。医学博士。1931年札幌市生まれ。専門は温泉気候医学、健康保養地医学、内科学。北海道大学医学部附属温泉治療研究施設長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。