内容説明
一流大学を卒業し、一流企業に就職。絵に描いたように順風満帆な人生…のはずだったのに、現実はどうだろう。金のために、夢や自由を捨てて、意に沿わない仕事に従事する日々。本当のオレはこんなじゃない!がつんと上司に退職願いを叩きつけ、新たな一歩を踏み出したものの、待っていたのは厳しい下流生活だった!ホスト、AV男優、テレビAD、バーテン、そして派遣社員としての地獄のような毎日…勢いに任せ退社した男が歩んだ屈辱と再生の道。―これは、もう一人のあなたの青春物語。
著者等紹介
高崎ケン[タカサキケン]
1979年札幌生まれ。慶応大学卒。一流企業に就職するも10ヶ月でドロップアウト。以後、テレビAD、バーテンダー、アダルトビデオ制作、ホスト、人間モルモットなど10種以上の職を経て現在、アムステルダム在住のサラリーマン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たぬきごんべい
17
札幌の秀才高校生だったのが、都会の慶応ボーイとなって遊びを覚えたまま就職し、 せっかくの大手企業に就職するものの一年持たずに辞めて、自堕落的に色々な職を転々とした自伝。 AD,AV助手&男優、ホスト、ゲストハウスの管理人、コールセンターの仕事は知らない世界だったので さわりだけにしろ興味深かった。 著者の今はどうしてるか気になってググったら、遂に10冊も本をだしたようで、素晴らしい。本人が幸せと感じれば後悔しない生き方になるので、これからも頑張ってほしい。 ★3.02019/04/24
チアモン
14
転職は今のところは全く考えていないけど、この本を読むと転職って恐いなぁと思った。慶応大学出身の作者が、AD、AV製作、AV男優、ホスト・・・。と、次々と転職を繰り返し転落の人生に陥る。という内容だったが、う~ん。私には全く共感できなかったなぁ。2014/11/24
しいくん
5
教え子に勧められ読了。慶応出の主人公はテレビ番組のADを皮切りにAV製作・AV男優・ホスト・人間モルモット・バックパッカーなど「転落の人生」を送ります。途中,自殺未遂をしたりもしますが,全編に流れるのは底抜けの明るさと楽観主義。はあ~こういう人生もあるのかと感心。教え子に「こういう生き方をしたいの?」と尋ねると「とんでもない!」(笑)単に読み物として面白いということなのでしょう。ノリの良さだけで書かれた300pですが「アルファポリス」というサイトを覗くと文章の格調など言うだけ野暮,ということが分かります。2013/07/16
mercury
4
落ちっぷりがすごい。いつ死んでもおかしくないくらい。つい親目線で考えてしまうが、ご両親はずいぶん心配しただろう。でも、友達だったら面白いし、いい人なんじゃないかなと思う。2015/11/10
まつじん
4
自伝でしょうか題名どおりに”落伍”して、でこの本は終わっています。何かをつかんだとか幸せになったとかの”オチ”がありません。内容もただただ流されるだけで盛り上がりに欠けます。でもまぁたまにはそんな読書もいいのかもしれないなぁ。2010/04/08
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