内容説明
関東大震災を経ての薫の誕生。大正、昭和―激動の時代を背景に、初子と薫、母娘二人の生活もまた移ろいゆく。母は娘を思い、娘もまた母を思い。慈しみと憎しみの時を重ねる。二人の行く手に待ち受けているものとは。
著者等紹介
南千枝子[ミナミチエコ]
早稲田大学商学部卒業。日本F・L・スミス(デンマーク系商社)勤務。東京都弁護士夫人むつみ会会員。俳人協会会員。句誌「萩」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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