内容説明
優勝者には賞金1億円。華々しく広告された視聴者参加型の新クイズ番組。しかし、そこで待っていたのは、死と隣り合わせの残酷ゲームだった。果たして決勝に進んだ十人の回答者の運命は?そしてクイズの真の目的とは?「THE CHAT」の鬼才が放つ恐愕の異色ホラミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そのぼん
39
得体の知れないクイズ番組の中で巻き起こる衝撃のストーリーでした。クイズが進むごとにまた一人、また一人、死者が増えていき、主人公の辿り着いた場所で待ち受けていたものとは一体・・・?人間不信に陥りそうになる展開で、読み終えたときしばし茫然としてしまいました。2012/12/07
坂城 弥生
29
意外な結末。でも司会者のいった通りにならなかったけど、いずれ二人の関係は崩壊するってことかな?2020/09/23
F
29
優勝者には賞金1億円。大々的に宣伝された新クイズ番組の収録。しかし、そこで待っていたのは、クイズに間違えると殺されるというデスゲームだった。決勝に進んだ十人の回答者を待ち受ける運命は?そして主催者の真の目的とは何か?――。どこかで見たことがあるような設定。心理戦なのに、あまり濃くない会話、設定はあるのに薄い人々とか、やや不満を感じながら読み進めましたが、ラストの展開には唸りました。なるほどそうきたか、と。もうちょっと奥行きがあれば更に満足度上がると感じた一冊です。2011/12/28
伊瀬有佐
26
【図書館借本】バトロワ系は当たり外れが大きいんだが、一番のポイントは“人間”がちゃんと死ぬことだと思う。クローンオチだなんて……。大体、クローンがオリジナルとまったく同じ能力を有しているもんなんだろうか。第1、第2問目まではクイズらしかったけど、後半になるにつれてクイズとは言えなくなってきたし。あぁ言う問題にするつもりなら、疑心暗鬼の様子をきちんと描写して欲しいなぁ……。でもこんな採用試験って面白いかもしれない。ある意味、グループディスカッション。殺されるのは勘弁ですが。2011/02/23
こっぺ
23
さくさくサラッと読めた。しかしラストにかけての流れが弱いかな・・・。もうひと押しほしかった。コレでもいいんだろうけど、これじゃただの・・・天才的お人好しっつーかなんつーか・・・。そういうのがお好み??考えるところはないので、気楽に読めます。個人的にはもっと黒い設定の方が好きですけど。けっこう皆いい人たちよね。【図】2012/07/17