内容説明
山頭火は、信濃路を三度旅した。木曽路、佐久‐善光寺道、伊那路、その旅の全軌跡と、残された句。句友たちとの交流を追う。山頭火はいかに生き、旅したか。
目次
第1章 山頭火を生きる
第2章 山ふかく蕗のとうなら咲いている―昭和九年木曽路
第3章 あるけばかっこうあるけばかっこう―昭和十一年浅間路
第4章 水音がねむらせないおもひでがそれからそれへ―昭和十一年善光寺道
第5章 お墓撫でさすりつつはるばるまゐりました―昭和十四年伊那路
第6章 山頭火信濃の旅
著者等紹介
滝澤忠義[タキザワタダヨシ]
1932年生まれ。早稲田大学卒業後、信越放送に入社。テレビ・ドキュメンタリー番組を多数制作。「信濃路の山頭火」「井上井月」なども構成する。退社後、日本ペンクラブに所属。日仏交流史を研究する一方、エッセイを中心に執筆活動を行う。自由律俳句の結社「層雲」同人に加わり、平成14年に層雲賞受賞
春日愚良子[カスガグラシ]
1928年、長野県伊那市生まれ。俳誌「りんどう」同人。俳人協会会員。信州井月会代表。日本ペンクラブ会員
森貘郎[モリバクロウ]
1942年、長野県埴科郡森村(現千曲市)生まれ。板画家。1979年、郷土史研究会「更埴郷土を知る会」を設立、森将軍塚保存運動に取り組む。1980年、日本板画院展入選。1985年、日本板画院同人推挙。1995年、古民家を保存再生し、「杏の里板画館」として開館
堤隆[ツツミタカシ]
1962年生まれ。國學院大學大学院博士課程後期修了。博士(歴史学)。先史考古学専攻。1992年、在野の考古学研究者に贈られる藤森栄一賞受賞。現在、長野県御代田町の浅間縄文ミュージアム主任学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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