それは消える字

それは消える字

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  • サイズ A5判/ページ数 57p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784434104008
  • NDC分類 911.56
  • Cコード C0092

内容説明

決してたどりつかない何処かへと―圧倒的な「詩」が、行間からあふれだす。川田絢音の最新のことばが、ここにある。

目次

灰をまねて
侵略
蕪になれない
心も
音は葡萄の房のように
銅板画
松林
そんなことをしても無駄
上海の雑貨屋の店先で
気韻〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fishdeleuze

23
詩を読んでいると、言葉の密度の濃さや不穏さが、私の中にさまざまなイメージをもたらし、暴力的に入り込んでくるような気がする。そのイメージは自分の脳のイメージのはずだが、自分のものではないようだ。2007年刊だが、初期の衝動性のようなものは失われておらず、あいかわらず不穏で、強い。2016/01/13

午後

2
「そんなことをしても無駄/というおごりを落とし/事物を模写して/神経をしずめなければならない」「猿は鎖で腰をつながれている/お寺でも/男は 連れている猿をののしり/険しい眼で睨んだが/猿とは/引きずっている自己なのか」端的な情景描写や剥き出しの断言や毅然とした問い。川田絢音はどこかに場所を占めなければいけない存在の苦々しさを抱えて、世界中で乾いている。2021/07/14

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