内容説明
性が、いとも手軽にもてあそばれている今日、あなたの知識は間違いだらけではありませんか?男のからだも女のからだも、きわめて精緻な構造と生理によってつくられた賜物。深い愛と尊敬のなかで正しく理解されることが期待されているのです。若い世代に遺された笠井博士の「遺言」。
目次
第1章 生殖と新生(ヒトが生まれる仕組み;性機能のメカニズム)
第2章 男性の性器(忘れられがちな男性臓器)
第3章 女性の性器(正しい呼び名を知ろう;女性の外性器の特徴)
第4章 「からだ」の周辺学(美しさに興奮する仕組み;性と死)
著者等紹介
笠井寛司[カサイカンジ]
1933年、京都生まれ。京都大学薬学科を経て、61年同大医学科を卒業。医学博士。69年日本バプテスト病院産婦人科に勤務した後、76年滋賀医科大学助教授。96年退職後、性科学者として活動。2002年2月2日、病没。90年、第10回日本性科学学会の学会長をつとめる。組織内分泌学の研究の傍ら、種々の観点から女性の性と性行動の実態調査を行い、女性外性器の統計学的形態分類に取り組むなど性問題の本質を追求している。また8000名以上にのぼる女性の解剖学的体型要素を分析したが、この研究は他に類例をみない(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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