精神のたたかい―非暴力主義の思想と文学

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  • サイズ B6判/ページ数 542p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784434102530
  • NDC分類 904
  • Cコード C0095

内容説明

レマルク、ロレンス、ヘミングウェイら第一次大戦期の文学者たち、サイード、ソンタグ、チョムスキー、そして大西巨人、花田清輝、大岡昇平。激動する現実を見すえる全世界的視野に立ち、現代における思想と文学の使命とはなにかを探求する想像力の果敢な試み。知の巨人・大西巨人氏との徹底的対話を完全収録。

目次

第1部 非暴力と文学・芸術―トルストイ、ロレンス、コルヴィッツ(処刑された兵士の墓―フランドルのイギリス軍墓地にて;ケーテ・コルヴィッツ紀行―フランドルのドイツ軍墓地にて)
第2部 戦後思想の可能性―大西巨人、大岡昇平、花田清輝(戦後的思考の陥穽―「哀悼」とはなにか;兵士の論理を超えて―『レイテ戦記』と『神聖喜劇』;日本庶民兵士の二重性―『神聖喜劇』と根底的不同意の精神;現代精神史の零度に立つ―ニヒリズムの超克『精神の氷点』をめぐって;非暴力への想像力―『鳥獣戯話』をめぐって)
第3部 未来への炬火を掲げて―チョムスキー、サイード、イグナティエフ(体制に抗するアメリカ知識人たち―チョムスキー、サイードほか;グローバリズムと想像力―ユーゴ紛争と知識人、イグナティエフほか;閉塞する世界のなかで―チョムスキーの想像力に学ぶ)
サイードとパレスチナから学ぶもの―映画作家・佐藤真氏との対話

著者等紹介

立野正裕[タテノマサヒロ]
1947年、福岡県生まれ。明治大学文学部教授。専攻は近現代英米文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

エリンギ

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私と本書との出会いはちょうど二十歳くらいの時だった、と思う。 その当時は知識も経験も圧倒的に不足しているので、読んだところで簡単には理解が及ばない。何度も何度も繰り返し読み、やっと少しだけわかったと小さな手応えを感じられればよいほうで、目を滑らすので精一杯なことも多々あった。 それでもここに書いてあることがどれだけ自分が現代を生きていくために必要か、物事を考えるうえでの礎になるか、精神の支えになるか、ということは直感的にわかった。2021/01/17

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