内容説明
演目ごとに解き明かす落語の魅力。読めば人生も楽~になっちゃう。まさに落語は生き方指南。初心者にもわかる「あらすじ」付き。
目次
冒頭対談 まくら
あくび指南
茶の湯
寿限無
蒟蒻問答
芝浜
文七元結
天災
死神
小間物屋政談
浜野矩随
さげ
往復書簡
著者等紹介
立川志の輔[タテカワシノスケ]
1954年、富山県生れ。明治大学経営学部卒。広告代理店に勤務の後、1983年、立川談志門下に入門。1990年、立川流真打ちに昇進。「志の輔らくご21世紀は21日」「志の輔らくご in PARCO」などの独演会を精力的に行なう一方、TV・NHK総合「ためしてガッテン」司会やラジオ・文化放送「志の輔ラジオ 土曜がいい」パーソナリティ、CM出演などでも活躍
玄侑宗久[ゲンユウソウキュウ]
1956年、福島県生れ。慶應義塾大学中国文学科卒。多くの仕事を経験した後、京都で修行し、現在は臨済宗妙心寺派僧侶。2001年に「中陰の花」で第125回芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アンコ釘
1
落語は引きの芸、スタンダップコメディは押しの芸、語りかけ芸。今必要なのは江戸的な感覚、悪い奴なのに愛すべき人、いい人なんだけど抜けていてどうしょうもない人の価値観を笑う文化論。日本的曖昧さを許さない国になってしまい残念な時代。差別用語が入っているといった浅薄な平等意識から古典落語の半分以上がキャンセルされる誤った時代を正して美しい国、成熟した国にしましょう。元気とユーモアのない社会に明るい未来はやって来ない論。あくび指南 文七元結 天災 小間物屋政談…落語分析も時代解釈も発見があり対談楽しめました。2025/03/10
くま
0
お坊様って、面白いのね。すごいすごい面白い。いい二人だな、この対談。別の噺でもやってほしい!2010/02/13
ko1kun
0
落語を哲学的に掘り下げているのは興味深い。志の輔師匠の思考がわかって面白い。2009/10/12
ちょーのすけ
0
再読。何度読んでも面白い。落語のネタをネタにして知識の幅が広がっていく。2008/09/27
@yoshida4516
0
立川志の輔 玄侑宗久 ざぶとん亭風流企画 星雲社 200703192021/12/18