内容説明
国内&海外の街角「性の相談・支援」活動―現場取材から見えてくる「性の健康教育」の課題と展望。次世代を担う子どもたちに「性の健康権」の保障を!地域・学校・家庭―新たな共同と連携の輪を拡げよう。
目次
第1部 実践編―街角保健室 国内取材編(京都 きむら診療所と南丹保健所;高知 思春期相談センター「PRINK(プリンク)」
福島 ふくしま思春期サポーターの会・県北保健福祉事務所の活動
東京 豊島区池袋保健所の「AIDS知ろう館」と「学校交流」
山梨 甲府市の「まちかど健康相談室」
京都 立命館大学サークル「GSP=Gender Sexuality Project」「Ships=Sexual Health Information by Peer Support」の活動
鹿児島 「若者と繁華街で交流する」押川正名さんの活動
北海道 「HSA札幌ミーティング」―性的マイノリティーの相談活動 人権が尊重される社会を目指して)
第2部 実践編―街角保健室 海外取材編(タイ HIV感染孤児たちの生活施設「バーンロムサイ」の活動;フィンランド フィンランドの性教育そして「ガールズハウス」と「エイズ・カウンシル」)
第3部 理論編(取材から見えてきたこと―セクシュアル・ヘルス(性の健康)の保障と性教育の課題)
著者等紹介
関口久志[セキグチヒサシ]
1954(昭和29)年7月、兵庫県篠山市に生まれる。1978年、京都教育大学卒業。京都の府立高等学校で25年間の勤務中、「性」をテーマに生徒の交流を重視した元気で楽しい教育実践を数多く展開。2003(平成15)年、自主退職して上京。同年4月より千葉大学で「ジェンダーと社会」の講義を担当。また同年後期から都留文科大学で「現代の課題」、加えて2004年から横浜国立大学で「セクシュアリティ論」の講義を受け持つ。その他、2003年から福島大学教育学部の夏季集中講義で「性教育論」を担当している。現在、“人間と性”教育研究協議会(略称・性教協)代表幹事。性教協編集による『季刊セクシュアリティ』(エイデル研究所発行)のNo.26(2006年4月発行号)より編集長を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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