内容説明
「美しい国」「普通の国」と「国」の何たるかを問わぬまま、「美しい言葉」が人々を誑かしていく現代日本。本書は、親鸞の主著『教行信証』を紐解きながら、「国家」や「家」や「教団」といった、現実の「組織」とはいかなるものであるかを解き明かし、徹底して「真実の国」を願い、それは、一人ひとりが、本当の人間に成っていくことではないかと呼びかける。
目次
総論 阿弥陀仏の本願をあきらかにする
教巻 仏仏相念の歴史観
総序 浄邦縁熟の時
行巻 阿弥陀仏の本願の歴史
行巻 六字釈
仏法領と神国思想
著者等紹介
竹中智秀[タケナカチシュウ]
1932年、兵庫県生まれ。大阪市在住。1958年、大谷専修学院を卒業後、同学院指導、指導主事を経て、現在は学院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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