内容説明
知らないでは済まされないITガバナンスの構造。ITガバナンス、内部統制、SOX法、CSRを理解していない会社は存在自体危うい。
目次
第1章 信頼される企業であるための関門(虚偽報告と企業改革法;不祥事と企業 ほか)
第2章 ITに課せられた試練(企業とITシステム;「企業の信頼を守る」ための試練 ほか)
第3章 ITの価値に関する参照モデル(ITに対する視点;ITとその価値の構造に関する参照モデル ほか)
第4章 IT価値発揮の構造設計(企業におけるIT価値発揮;IT価値発揮構造の要素)
おわりに―個人におけるIT価値発揮に向けて
感想・レビュー
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茶幸才斎
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企業経営とIT戦略のマネジメントに使用される各種の標準やフレームワークについて概観した本。コンプライアンス、社会的責任(CSR)、環境対策、ITマネジメント等の各分野において、健全な企業活動を維持するための基本骨格を、云うなれば形態学もしくは解剖学の視点から分解、記載している。その意味で、ITガバナンスの「構造」というタイトルに偽りはないのだが、一体どこから手を付けたらよいか、という私の現実的な問題への案内にはならなかった。ただ、筆者のような経営にもITにも通じた人物は、会社組織の中では大変貴重だと思う。2011/11/23