内容説明
もと劣等生が脱サラして学問に挑戦。アメリカの大学院で心理学を専攻する。迫りくる中年期。上達しない英語。アメリカ人を対象にカウンセラーとして働いた結果は?留学10年間の、かなりトホホなエピソード集。
目次
出かけるまで
英語学校
ノートルダム大学大学院カウンセリング心理学研究科修士課程
気持会ソーシャルサービス部
修士論文
ロゴセラピー
行動療法
サンフランシスコ大学大学院カウンセリング心理学研究科博士課程
サンフランシスコ家庭相談所
アメリカ心理学会
学力認定試験
リッチモンド地区精神保健センター
博士論文
著者等紹介
金原俊輔[カナハラシュンスケ]
1955(昭和30)年、長崎市生まれ。長崎県立長崎東高等学校から和光大学人文学部へ進み、全国社会保険労務士会連合会に月刊誌編集者として勤務。退職後、渡米し、ノートルダム大学大学院カウンセリング心理学研究科修士課程を経て、サンフランシスコ大学大学院カウンセリング心理学研究科博士課程修了。現在、諫早市の長崎ウエスレヤン大学現代社会学部社会福祉学科カウンセリングコース教授。専門は臨床心理学。教育学博士。臨床心理士。上級産業カウンセラー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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・森田療法のクライアントであった著者が紆余曲折で米国留学して、修士~博士課程を通じて行動療法を学んだ体験談。都度挿入される独特ジョークは低温だが、留学の記録としてなかなか面白くて有難い。行動療法とCBTとの違いについて教授が熱弁するくだりなど。 ・ロゴセラピー齧った流れで存命時のV.EフランクルとTEL越しに挨拶する時代感。 ・風説ながら「(米国ではおそらく訴訟リスク回避のため)院生が実習先を探す際、自身がユング派であることを名乗ると採用してもらえない」とのこと。なんとも世知辛い。