内容説明
本書は、調査に携わった十三年間、約六千件の現場ケースを踏まえて、約一万一千人以上の被害者やその代位者と、破損した物件を目の前にして、その損害の価値に対する主張を聴き、損害の範囲と復旧するための価格、いわゆる損害相当額について説明協議して価値観の統一を図ろうとした経過を記録したものです。
目次
調査マンにも出来の差がある!
三代前は皆兄弟
快僧も口が災い
槇は切られない
誠意の償いとは?
門扉の破損で外国まで
豆腐屋さん「またです、よろしく」
頑固な老人に話が通じません
価値観の大違い
全焼家屋の調査
身体障害者の住宅改良の資金は?
果樹園に飛込みと台風のダブルパンチ
警察は人身でなければ消極的
樹齢二百年、白梅の幹が折れて
銀座のお姉さん、寝室が水浸し
車は全損、本人重傷、道路損害なし
置き去りにされた突入車
ここは「お役所仕事」
著者等紹介
真木吉治[マキヨシハル]
1940年生。損害保険関係の人と車を除く一切の損害額積算調査を1992年より主宰。これまでに六千件に及ぶ調査を現場で経験。調査対象は一般住宅、商店、マンション、別荘、寮、工場、道路、公園、遊漁船、農園、書画、等々。関東圏は車で、走行距離約50万キロ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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