ヴェール/ファロス―真理への欲望をめぐる物語

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  • サイズ B6判/ページ数 227p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784434071850
  • NDC分類 104
  • Cコード C1070

目次

イシスのヴェール
真理の前のヴェール(謎解きのヴェールと起源のヴェール;知の眼差しは皮膚というヴェールを剥ぐ ほか)
ヴェールとしての視覚メディア(ヴェールの向こうに立つ;ヴェールから覗く ほか)
美しいヴェールの向こう側に生成するファロス(神聖なヴェール;ヴェールの表面に踏みとどまる ほか)
皮膚としてのヴェール(裂け目のないヴェールをまとう女の皮膚を切り開く;記号装置の崩壊、あるいは文字を書くことなくヴェールを刺し貫く切先 ほか)

著者等紹介

神尾達之[カミオタツユキ]
1954年東京生まれ。1982年早稲田大学大学院文学研究科ドイツ文学専攻を中途退学。同年4月より1994年まで茨城大学人文学部に勤務した後、1994年4月より現在まで早稲田大学教育学部に勤務。専攻、身体表象論、複合文化学、ドイツ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いじゅーいん

1
とても楽しかった。真理というものの本質をさまざまな作品や思想を用い明らかにした一冊。ニーチェはいう。「人間にふさわしいのは真理が到達可能であるという信仰だけ、つまり自信満々に近づいてくる錯覚への信仰だけだ。人間は本来、欺かれ続けることによって、生きているのではないだろうか?」真理は自己の内部の虚構性ををヴェールにつつみ、偽装する。2013/02/08

satoshi

1
「真理の象徴である光と嘘が同根であり,光は暴力に転じる可能性を内包している」

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