内容説明
第一次世界大戦後の世界恐慌の混沌とした時代のなかで、「星の教団」を解散したクリシュナムルティは、彼のことばに耳を傾ける人々と、新たな対話を始めた。クリシュナムルティの初期の対話集。
目次
イタリアでの講話
オランダ、オーメンでの講話
ノルウェー、オスロでの講話
インド、マドラスでの講話
著者等紹介
クリシュナムルティ,ジドゥ[クリシュナムルティ,ジドゥ][Krishnamurti,Jiddu]
1895年、南インドのマドラス(現チェンマイ)近郊、マダナパリに生まれる。15歳のとき、神智学協会の指導者によって、きたるべき「世界教師」の器として見出され、「星の教団」の指導者とされる。1929年、真理は道なき土地であり組織できない、として教団を解散。それ以降、世界を旅し、講演、執筆に専念する。同時に、教育に情熱を傾け、インド、イギリス、アメリカに独自の学校を創設。1986年、死去
横山信英[ヨコヤマノブヒデ]
1949年、大阪市に生まれる。1973年、立命館大学卒業
藤仲孝司[フジナカタカシ]
1963年、広島県に生まれる。1987年、京都大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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:*:♪・゜’☆…((φ(‘ー’*)
2
感想など書けるような本では…すべてがわからなくなる。講演集であり、主には質疑応答。同じ質問が繰り返しされるが、それは話を聞いているが受け取っては居ない証拠。同じ事ばかり言ってるなあと感じる自分も、受け取れた気がしない。なぜなら、形を変えて繰り返される質問は、まさに自分が抱いた疑問と同じことが多かったから。 「Aではない」を「B」「not A」と考えるのは二極化概念内での発想にすぎない。「Aではない」はもっと別な視点から見た何か。それに気付こうと努力すれば気付かない何か。努力目標も視野狭窄にすぎないと。2024/01/13