内容説明
尚旭東が疾駆。空想も及ばぬ事実談。全編スリルと迫力。
著者等紹介
朽木寒三[クチキカンゾウ]
本名・水口安典。大正14年北海道生まれ。東京農工大学卒業。在学中に召集され、中国戦線に従軍。「馬」を扱う兵士の苦しみを体験したことが、爆発的人気を呼んで超ロングセラーとなった馬賊物の最高傑作「馬賊戦記」(昭和41年発刊)を生む下地になった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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BIN
4
下巻は一馬賊というよりかその頭領としての活動が描かれており、日本軍との絡みが多い。軍は盧溝橋事件以降は戦力として馬賊軍を招集した癖に日本国民以外は認めない皇軍側がそれを土匪として捕縛・虐殺する姿を見れば、地元民を活用できない軍なんて負けるに決まってるなと自分でも思いました。単身でどこへ行ってもリーダになれるそんな人物が実際に日本にも居たんだなと感嘆しました。2016/02/21
ぶな
1
下巻は活劇が減る分、より歴史物の色が強くなってきます。この物語の事実関係をしっかり考証して、歴史に残して欲しいです。2011/11/13
アヴィ
0
漫画連載中いつも思っていたのは、何故日本に帰らないのか。若しくは日本軍に庇護を求めないのか、その一点だったが、後半やっと日本軍の北京公館にやってくる下りが漫画ではあるのだが、本作でも下巻でそのシーンが書かれており、こちらの方がより経緯が分かりやすくなっています 2024/08/13