内容説明
四季美しい日本に生まれた極限の美の一つである「能」。女流楽師が清澄な感性と平明な問いかけで、移ろいゆく四季の中の能、その美の神髄を、亡き師、巡り会うことのできた人たちの厳しさ、優しさ、哀しさの俤とともに語る心に沁みる随想集。
目次
能のあれこれ
早春の能
春の能
花の盛りに
初夏の訪れ
紫の花
夏場の能
薪能
秋の始
秋の能〔ほか〕
著者等紹介
細野ひろみ［ホソノヒロミ］
１９２７年兵庫県生まれ。大阪府女子専門学校（現大阪女子大学）国語科卒業。１９５０年（昭和２５年）宝生流十七代宗家入門。東京芸術大学邦楽科卒業。宝生流職分（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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