内容説明
注射薬物取り違えに患者取り違え、独善的安楽死、薬物の過量投与…本書は、このような医療過誤の刑事責任について、病院の論理や難解法律理論に惑わされることなく、基礎的刑法知識と人それぞれがそなえ持つ正義感覚によって考えていくための素材である。
目次
序章 はじめに
第1章 医療過誤事例紹介
第2章 法的基礎理論
第3章 判決の要旨と解説
第4章 長期的感覚麻痺事例の責任評価基準の提言:モンスター理論
補章 現場の医療従事者の方々に:医療の現場で正論を主張すること
著者等紹介
奥津康祐[オクツコウスケ]
1978年東京都新宿区生まれ。1997年東京大学教養学部文科1類入学。2002年同法学部卒業。現在、東京都立大学法科大学院
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