内容説明
かって、江戸時代には、日本が世界にも誇り得る帆船レースがあった。巨大な一枚帆の菱垣廻船や樽廻船が、競って、上方から江戸へ物資を送った。これは、年一回の新酒番船(樽廻船競争)に命を賭けた父子と、灘の名酒「白涛」の再興を目指した父と娘の物語である。
著者等紹介
秋吉好[アキヨシコウ]
1944年中国旧大連市に生まれる。同人誌「鈍」「作家」(名古屋)「白鴉」同人。近代思想研究会を経て、文学表現と思想の会を主宰。大阪文学学校講師。文学講座講師
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