内容説明
2004年2月27日、市民団体のメンバー3人が逮捕された。防衛庁官舎に「イラクへの自衛隊派遣反対」のビラを配布したことが「住居侵入罪」にあたるという。一審で無罪判決は出たものの、地検は直ちに控訴した。この事実は何を意味するのだろうか?―今、まさに言論の自由が問われている。
目次
第1章 弾圧(起き抜けの家宅捜索;自分で考え、いっしょに声をあげよう;日常に戦時を感じるとき)
第2章 テント村(イラクへ行くな自衛隊;黙秘での闘い;くり返されるイラク反戦運動への弾圧;不起訴に向けて;仲間からのメッセージ)
第3章 解放(「良心の囚人」に認定されて;問われる「表現の自由」;保釈、そして日常の中へ)
第4章 ビラ入れ裁判(だれが「犯罪」をつくるのか;市民どうしの関係をこそ)
著者等紹介
宗像充[ムナカタミツル]
1975年生まれ。大分県犬飼町出身。大学院中退後、大学のある国立で反戦運動から樹木の伐採反対まで様々な運動に関わる。また、市内で、地域の人の発言、交流の場として、ミニコミ誌「並木道」を編集。フリーのライター、編集者
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