内容説明
閉塞する恋愛・セックス、行きづまる家族、揺らぐ結婚制度―。この危機と転換の時代に求められる人間関係とは、どのようなものか。恋愛・家族至上主義を超えて、新しい男女の関係やライフスタイル、家族の形を大胆に提示する、著者渾身のマニフェスト。
目次
1 恋愛至上主義から友人主義へ(恋愛と暴力の危うい関係;イメージでする恋愛、記号でするセックス;同性愛者に見る友人主義 ほか)
2 性の商品化からユマニスムへ(性の復讐―東電OL殺人事件が語りかけているもの;買春は心をケアする労働か;性教育はこのままでよいか)
3 開かれたパートナーシップへ(結婚と友人主義は両立できるか;食事同盟―新しい協同の場;家族の壁を低くする ほか)
著者等紹介
佐藤和夫[サトウカズオ]
1948年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。現在、千葉大学教育学部教授。哲学、文化論、ジェンダー論専攻
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