感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんぶん
8
【再読】再読だが記録が無い。 まあいいか、時代劇の劇画化だが、スッキリしない。 平田劇画は人間性を大事にするため、心地良さは求めていない。 究極に至ったもの(人)はどんなことをするか、思わぬ残忍性を発揮する事もある。 しかし、1,600円と言う値段は凄いな、そんなに部数が見込まれなかったんだろうな。 誰でもが読もうと思わない劇画です。 ストーリーもやや、難解です、本当に完結したのかも疑問です。 御用金の使い道にいろいろな解釈が出来る物語です。 次は、判りやすい「座頭市」を読む予定です。(笑)2020/04/12
ルヴナン
0
原稿紛失の為、雑誌から再録。全面的に印刷が滲み潰れている、線の死んだ劇画がこんなにつまらんとは。2014/08/10
Kenshi
0
掲載誌からの復刻で画質は悪いが平田先生のペンタッチは尚冴え渡っている。パーツの多いデザインの人物がひしめき合っているような画面でも、どの線が何を表しているか常に明快でただ感心するしかない。藤田嗣治の戦争画のような見開きも圧巻。併録作「名工自刃」は平田作品にしては珍しく細かいコマが淡々と連なりあっさりした印象だが己に忠実に生きる男の運命には胸を打たれる2024/10/12