内容説明
まだ東京が江戸という町の体温を残していた時代に、生を享けた文人たち―江戸末期生まれの嵯峨の屋おむろ、幸田露伴、尾崎紅葉、夏目漱石から小泉信三、花柳章太郎、白洲正子、田村隆一、色川武大まで。東京生まれの作家、詩人、随筆家、画家、役者100人のとっておきのエピソードを集成し、その文業に影響を与えた古き良き時代の面影や東京の文化を端正に描き出す。文庫書き下ろし。
目次
小説家
画家
随筆家
詩歌人
劇作家・劇評家
役者
著者等紹介
大村彦次郎[オオムラヒコジロウ]
1933年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部・文学部卒業後、講談社入社。「小説現代」「群像」編集長を経て、文芸出版部長、文芸局長、取締役を務める。著書に『文壇栄華物語』は第18回新田次郎文学賞、『時代小説盛衰史』は第41回長谷川伸賞、第19回大衆文学研究賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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