遠藤周作とドストエフスキー―『沈黙』と『真昼の悪魔』を読む

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  • サイズ A5判/ページ数 340p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784434048234
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

内容説明

遠藤文学はどこまでドストエフスキー文学に迫まることができたのか!遠藤周作にとって信仰とは、小説を書くとはどういうことだったのか。彼は「母性とカオス」の信仰者だったのか、それとも彼は最後までひとりの小説家であったのか。遠藤文学をドストエフスキー文学との比較において徹底的に検証した衝撃的作品批評である。

目次

遠藤周作の『沈黙』を読む(遠藤周作の顔とキチジロー;ロドリゴの聴覚―神の言葉を聞こうとしている耳;『沈黙』に描かれた海―“沈黙の神”と“パライソの確信”;ドストエフスキーの人神論者たちとロドリゴ;懐疑するキリスト者ロドリゴ ほか)
遠藤周作の『真昼の悪魔』を読む(悪魔は神の影;外人神父の語る“悪魔”;遠藤周作はどこまでドストエフスキーに迫ることができるのか;埃のような悪魔―女医の空虚感;“人を殺す”のは悪か―『罪と罰』のラスコーリニコフとの関連において ほか)

著者等紹介

清水正[シミズマサシ]
1949年我孫子市生。日本大学芸術学部文芸学科卒。現在、日本大学芸術学部文芸学科教授。日本大学大学院芸術学研究科教授。所沢校舎で「マンガ論」を担当、つげ義春、浦沢直樹、望月峯太郎、業田良家、白土三平等のマンガ作品を講じている。江古田校舎で「文芸批評論」を担当、ドストエフスキー、宮沢賢治等の作品を講じている。文芸批評家。D文学研究会主宰。日本文芸家協会会員
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