内容説明
私たちが作り出した自我むきだしの傲慢な社会、「いのち」が閉ざされた闇の時代…この混迷した不安な社会と時代を生きる、頼りない、不実極まりない自分。―私たちは今こそ、あの末法濁世に真実の灯を掲げ、確かな人生を生ききった親鸞に学びたい。いつわりのない、確かな生き方を、こころからうなずける「いのち」の真実を、人が人と成る道を。
目次
1章 信心の智慧―今を生きる力
2章 生老病死を見とどける智慧
3章 人が人と成るために
4章 聞法―いのちの課題をいただく
5章 真宗の復興―私の回復
6章 彼岸と此岸―この土を照らすもの
7章 真なる言葉とのであい
8章 蓮如の願いを聞く
9章 末の世に灯をかかげた人
著者等紹介
山崎龍明[ヤマザキリュウミョウ]
1943年、東京都杉並区に生まれる。龍谷大学仏教学科卒業。同大学院修士課程修了。真宗学専攻。龍谷大学、駒沢大学講師を経て、現在、武蔵野大学教授、武蔵野大学仏教文化研究所所長、WCRP平和研究所員、浄土真宗本願寺派法善寺住職(毎月2回親鸞法話会主宰)
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