内容説明
ルール無き実践とはいかなる世界なのか。武道家・倉本成春が自身の数多くの体験をもとに武術としての空手、その根源に迫る。
目次
第1章 「強くなりたい」(伊丹空港の真横で;自然との戯れ ほか)
第2章 刺激的な出会い(空手づけの日々;骨がきしむウェイトトレーニング ほか)
第3章 飽くなき鍛練(神戸での再スタート;ドラキュラのような生活 ほか)
第4章 実戦の心構え(倒すか倒されるか;火の粉は振り払い、消す ほか)
第5章 武術としての空手(屈託がなく単純明快な話しぶり;練って鍛えた体 ほか)
著者等紹介
倉本成春[クラモトナリハル]
1950年4月5日生まれ、兵庫県伊丹市出身。10歳の時、地元の空手道場に入門。中学2年初段、高校2年二段取得。高校卒業後上京。修行期間ともに汗を流した現極真館盧山初雄館長と「兄弟」の契りを結ぶ。1972年兵庫に戻り商いに携わるかたわら、自己修練にいっそう励む。厳冬のさなか、神戸の山中で精神と肉体を極限状態に追いやる荒苦行を度々実行。この間、各種武道家たちとの交流を深める。1986年、地元兵庫県神戸市に道場を開設。各地で催された「演武会」では、土管、ブロック、瓦、タル木などを各部位でこっぱみじんに砕き、切って落とす重厚な演武を披露し、「全身武器化」の威力をアピール。1995年、韓国道士であり韓医学者であるチョン・ギジョン氏と出会い意気投合。チョン氏の指導を仰ぎ、整体整骨の理論と実践の習得に励む。阪神・淡路震災後、活動拠点を東京に移し、2000年3月からは巣鴨で「クラモト整体療法院」を営む。現在、空手道脩己会最高師範として後進の指導に携わる一方で「倉本塾」を運営している。武道界、スポーツ界の人的交流も幅広く、メディカルアドバイザーとしても活躍中
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