内容説明
子どもを授かった時、どの親も我が子に夢を抱き、期待に胸をふくらます。しかし、現実の子育ては常に葛藤の連続である。「自分は一体、この子にどうなってほしいのだ?どうあってほしいのだ?」という溢れるような問いを仏法に、親鸞にぶつけながら、また同時に、その子育てを通して「自分とは何か」を問いながら歩んだ十五年にわたる珠玉のエッセイ集。
目次
1章 計らいなんか間に合わない(お勉強ってなーに;仏さまの子どもたち ほか)
2章 あなたは、あなたに成ればいい(陽子は、陽子に成ればよい;御宝の中で ほか)
3章 そういうお前はどうや(他人を見る眼は、自分を見る眼;二女の旅立ち ほか)
4章 幸せのど真ん中(条件悪過ぎのハードルを越えて;中年女性の三点セット ほか)
著者等紹介
渡辺尚子[ワタナベナオコ]
1946年、三重県真宗大谷派円称寺に、泉有終の次女として生まれる。1962年、名古屋市立保育短期大学卒業。1970年、生田晃純と結婚。1979年、愛知県豊田市の守綱寺へ家族で入寺。渡辺姓に
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