内容説明
今回の改訂では、現行の制度になるべく準拠するように加筆し、書き残した部分を追加すると共に、初版からの考え方、つまり正しい知識と的確な機能予後判定能力、リハビリテーション・フォローアップが神経系慢性期理学療法には重要である点を更に強調。特に神経系慢性期理学療法では、入院中の理学療法で全てが賄えるほど単純ではないことを強調するため、リハビリテーション・フォローアップでしかなしえないことを筆者なりに考えて提示した。また、初版時に好評であった脚注欄の罫線はそのままに、重要な知識や注意点を脚注として記した。
目次
第1章 慢性期神経疾患と理学療法
第2章 慢性期神経疾患における理学療法
第3章 退院時の能力と退院時指導
第4章 慢性期神経疾患のリハビリテーション・フォローアップ―理学療法を中心に
第5章 リハビリテーション・フォローアップの関連性
第6章 脳の可塑性と慢性期脳卒中
第7章 慢性期脳卒中と理学療法
第8章 パーキンソン病の進行と理学療法
第9章 脊髄小脳変性症の進行と理学療法
第10章 末期慢性進行性疾患理学療法の共通点
著者等紹介
石倉隆[イシクラタカシ]
1990年愛媛十全医療学院理学療法学科卒業。1990年鳥取県済生会境港総合病院理学療法士。1992年藤田保健衛生大学七栗サナトリウム理学療法士。1995年仏教大学社会学部社会福祉学科卒業。1996年広島県立保健福祉短期大学理学療法学科助手。1996年医療技術学修士。2000年広島県立保健福祉大学保健福祉学部理学療法学科講師。2002年医学博士
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