内容説明
なぜ、『猿の惑星』では猿が英語をしゃべっているのか?なぜ、『道』のジェルソミーナのテーマはかくも哀愁に満ちているのか?なぜ、『スター・ウォーズ』の宇宙戦艦は轟音を響かせながら進むのか。
目次
第1章 映画音声の技術的発展
第2章 映画音声の分類
第3章 映画におけることば
第4章 映画の音楽
第5章 映画の音響効果
第6章 『8・1/2』の音声分析
第7章 映画における音声の意味
著者等紹介
松下正己[マツシタマサキ]
1950年東京生まれ。日本大学芸術学部映画学科及び美学校細密画工房をそれぞれ中退。1971年に最初の映画作品『眼球空間』を「アンダーグラウンド・シネマテーク」に出品。以後1979年まで実験映画制作を行い、同シネマテークでの個展開催の他、多くのイベントで作品を上映。提唱する映画機械学についての文章を映画誌「イメージフォーラム」等に寄稿する。1982年第三回ダゲレオ出版評論賞を受賞。芸術科学会、東京製本倶楽部会員
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