目次
第1章 代数的確率空間
第2章 代数的確率変数の表現
第3章 量子コイン投げ
第4章 量子調和振動子
第5章 可換独立性
第6章 シングルトン条件
第7章 自由独立性
第8章 相互作用フォック確率空間
第9章 隣接行列の漸近的スペクトル解析
第10章 単調独立性とグラフの櫛形積
著者等紹介
明出伊類似[アカルディルイジ]
1947年、ナポリに生まれる。1970年、ナポリ大学卒業。1974年、モスクワ大学大学院PhD取得。現在、ローマ大学トアヴェルガータ校・ヴォルテラセンター教授。専門、量子確率論・無限次元解析・数理物理学
尾畑伸明[オバタノブアキ]
1957年、東京に生まれる。1984年、京都大学大学院理学研究科修士課程修了。現在、東北大学大学院情報科学研究科教授。理学博士。専門、量子確率論・無限次元解析・関数解析
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感想・レビュー
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kaizen@名古屋de朝活読書会
41
#説明歌 量子状態遷移確率論が数学寄りでややわかりにく ベル不等式三変数図示可能四・一般化数式だけで理解不十分2016/06/14
葉
0
今の自分には無理だと感じる本だった。初っ端が代数学的確率空間の説明である。後に出てくるエルミートやシュワルツは大丈夫なのだが、その前のクレイン−ミルマンの端点定理に関しては凸包の閉包の意味がよくわからなかった。シングルトン条件や相互作用フォック確率空間よりは隣接行列の漸近的スペクトル解析の方が興味を持てる内容だった。代数学をさぼったのがここにきて響いている。2014/11/21