内容説明
いまから五十年前、北ミシガンの小さな町に、ジミーという名の少年が住んでいた。勉強は苦手だが、魚釣りやいたずらは大好きだ。ところがある日、友だちと喧嘩をし、そのケガが元で左目が見えなくなってしまう。周囲の冷たい視線に、ジミーの心は荒れてゆく。そんな息子を父は森へ連れ出すが…。傷ついた少年を森が包み込む、心温まる物語。
著者等紹介
ハリスン，ジム［ハリスン，ジム］［Ｈａｒｒｉｓｏｎ，Ｊｉｍ］
ミシガン州北部の片田舎に、リンダ夫人とともに四十年以上暮す。アメリカ、カナダ、ヨーロッパでは自然派の代表的な作家と目されている
オニール，スーザン［オニール，スーザン］［Ｏ’Ｎｅｉｌ，Ｓｕｓａｎ］
ミシガン州出身。ミシガン大学ならびにイタリア、イギリスで美術専攻。東京その他で個展を開く。現在ワシントンＤ．Ｃ．に在住
山本基子［ヤマモトモトコ］
国際基督教大学卒。長年の日本語教師生活に終止符を打ち、文芸翻訳に従事
ゲッツ，トーマス［ゲッツ，トーマス］
ウィスコンシン州出身。正牧師資格取得後、テンプル大学大学院卒業。現在は北星学園大学助教授
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