内容説明
小説が上手になったって、それが、どうっていうのよ―井上光晴はこう言って伝習所生のドギモを抜いた。晩年、全力を傾注した伝習所での作品に即した具体的な批評を再現し、“全身小説家”井上光晴の小説の方法を明らかにする。
目次
作品1(課題:うどん)
作品2(課題:バス停)
作品3
井上光晴発言の特徴
作品4(課題:スーパーマーケット)
作品5(課題:プラットホーム)
作品6(課題:プラットホーム)
講義と作品指導
作品7(課題:プラットホーム)
作品8(課題:プラットホーム)〔ほか〕
著者等紹介
片山泰佑[カタヤマタイスケ]
1918年5月18日群馬県に生まれる。1946年歌誌「ケノクニ」創刊と同時に入会。1965年合同歌集『地衣帯』出版。1967年「教頭百言」を編集。1979年公立学校教員を定年退職。エッセイ集『病気ととなり合わせの人生』を出版。1988年文学伝習所全国事務局長。「辺境通信」を発行。1988年歌集『残花』を出版。1999年歌集『残花』を再版
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