内容説明
みちのくの果てにひっそりたたずむ聖なる霊場・恐山。そこは東北の村々からやってきた死者の霊が集う場所である。盲目の巫女イタコの口寄せで、死霊と生霊がその心の内をそっと涙ながらに語り合う。
著者等紹介
北川山人[キタガワサンジン]
本名、河合敬一。信州木曽谷の農家に生まれる。JA全国連勤務後、“農”の原点を求め、みちのくの奥深い草の細道を踏み分け、農業高校で農家の子弟と一緒に自然を守り、土に塗れ、汗して命あるものを育てることの喜びを学ぶ。自然の最も奥深い世界を求め、キリマンジャロ、アコンカグア、キナバル山、ウイルヘルム山(ニューギニア)等登頂。聖なる世界の最深部をチベットの奥地に訪ね、聖山カイラース(カンリンボチェ)巡礼。農民文学賞受賞。ユネスコ世界遺産・白神山地インストラクター、日本自然保護協会自然観察指導員。日本野鳥の会会員
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