内容説明
本書は、流通小売業の原点を「消費者起点とシステム」という視点から見直し、近代小売業の先進国である欧米の流通革新技術の本筋を分析しながら、国際競争下で、日本の流通小売業がいかにして新たなステージを切り拓き、主体的にその使命を果たしていくには何を考え何をなすべきかについて論及したものである。
目次
1 日本の流通小売産業に欠けている経営的・産業的基礎条件
2 小売システムのトータルな仕組みとライフステージと必要な戦略
3 近代流通小売産業発展の歴史と要因―流通小売業の発生・発展時に必ず経営新技術革新が登場
4 21世紀の今、大きく変化する消費者・生活者の意識と行動
5 これからの日本の流通業が担うべき役割と機能
6 21世紀価値創造支援型流通産業の具体化へ向けての考察
著者等紹介
吉岡洋一[ヨシオカヨウイチ]
1942年福井県小浜市生まれ。1965年明治大学商学部商学科卒業後、株式会社十字屋、早稲田大学システム科学研究所(現早稲田大学アジア太平洋研究センター)でワークデザイン(システム設計の考え方と方法)研究生、財団法人流通システム開発センター主任研究員を経て、1981年株式会社流通システム総合センター設立・代表取締役就任。神奈川大学短期大学部非常勤講師を経て、2001年より早稲田大学アジア太平洋研究センター特別研究員、2002年より福岡・中村学園大学流通科学部助教授就任(流通産業論、マーケティング・チャネル論担当)。政府・地方自治体・卸流通センター等の公共プロジェクトの委員・プロジェクト遂行・各種講演にも従事。現在、中小企業総合事業団物流効率化アドバイザー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 食いしん坊ここだけの話