内容説明
臨死体験者は、なぜ生き方をプラスの方向に激変させるのか?時に「悟り」とも言えるような大きな変容を遂げるのはなぜか?臨死体験最大の謎を徹底的に掘り下げ、追及!1996年に発表されたブラックモアの著書など代表的な「科学的」理論を一歩一歩丁寧に検証。その結果見えてくる「精神世界」の真実とは?決定版!臨死体験研究本。
目次
第1章 臨死体験の不思議
第2章 さまざまな意識変容
第3章 宇宙意識の目覚め
第4章 脳が生みだす幻覚なのか―臨死体験の科学的研究(一)
第5章 体外離脱は真実か―臨死体験の科学的研究(二)
第6章 成長と自己超越
第7章 光と悟り
終章 科学の限界を超えて
著者等紹介
石井登[イシイノボル]
1949年東京生まれ。1978年東洋大学大学院文学研究科博士課程終了。1982年より埼玉県立高等学校教諭。教職のかたわら、専門の現象学のほか、人間性心理学、トランスパーソナル心理学、さらに臨死体験を含む精神世界関連の分野に研究の関心を広げ活動中
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感想・レビュー
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morizo
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脳内幻覚説批判の書であったが、現在あるメジャーな仮説ではそれを説明しきれていない、ということが述べられるだけで否定しきれていなかった。 そもそも、科学の方法論として、主観的現象を物理的な見地から完全に説明することはできない。 方法論で規定される科学なのであるから、科学で語れない/語ってはいけない世界があるのは当然。 そこにあえて科学の手法をもって批判をしようとしているところ、逆に客観的な視点に欠いているように思われた。 臨死体験に関する様々な解釈を知ることができるという意味では、価値のある本だが。 2009/01/13
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