しつけ―親子がしあわせになるために

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 348p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784434025235
  • NDC分類 379.9
  • Cコード C0037

目次

子どもをしつけようとしないこと
カウンセラーの目
対立する子育て論
体罰はなぜいけないのか
子どもの生涯を縛る「親の言葉」
大人になれない親の心
時代に追いつめられる母親たち
最近の子どもは変わったか
青年期の悲痛な叫び
少子化で進んだ「支配性」
しつけがもたらす弊害
子どもという存在を考える
不合理な信念に立ち向かう
十分に甘え、少しずつがんばること
しあわせは「自分が好き」な人に
相互的コミュニケーションの回復
社会のそそのかしに立ち向かう
親にも癒しを―子どもが嫌いな親へ

著者等紹介

長谷川博一[ハセガワヒロカズ]
1959年愛知県生まれ。東海女子大学人間関係学部心理学科教授、同大大学院文学研究科人間文化専攻教授。名古屋大学大学院教育学研究科博士後期課程中退。専門分野は人格障害、虐待、青少年問題、心理療法論。学校、警察、児童相談所、裁判所などと連携した実践活動に取り組む。学生をメンタルフレンドとして研修派遣する「心理臨床グループ」や、親の立場から虐待問題にアプローチする「親子連鎖を断つ会」などを主宰している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まころん

4
地味だけど良書。「わが子が勝ち残るということは、他の何倍もの数の子どもの上に立つことを意味し、弱肉強食の掟を叩き込んでいることにはなりませんか。(中略)「私は私のままで生きていて、いいのだ!」この感覚に満たされることを「しあわせ」と呼ぶことにしましょう。(中略)私たちは、しあわせになることを目指すべきなのです。〜〜わたしはずっと世の中のお母さん(お父さん含む)たちが少しの迷いなく、わが子が、少しでもよい学校へ、少しでも学力を高く、と望むのが不思議だった。私はただただ子どもにしあわせになってほしくて。2020/12/22

REI

1
「味噌汁がこぼれても『一大事』が起きたかのように大騒ぎする必要はありません」 こんな一言に子育て真っ只中だった私は救われました。

aoiro

0
中身は「しつけがもたらす弊害」「しつけをしないことで、子どもの自主性が伸び、子が自ら学ぶ」について書かれている。そもそも子どもの本質は、「親の言うことは聞かない」「問題行動はつきもの」である。そこを親の思うとおり、昔のしつけ論のとおりに、躾と言う名の支配をしようとするから、お互い辛くなる。そもそも親がそのような育児を受けてきている。まずは親自身が過去の縛り、辛さから解放されること。親自身の辛い思いが、次の世代の子どもへ渡されていることを訴えている。本書後半のほうが「どうすればいいか」が書かれている印象。2013/06/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/803013
  • ご注意事項