楽園をつくった男―沖縄・由布島に生きて

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  • サイズ B6判/ページ数 172p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784434024603
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

内容説明

水牛車に乗って海を渡っていく由布島は、島全体を生かした植物園となっている。この島には、現在年間二〇万人の観光客が訪れる。だが、ほんのひと昔前までは、めったに人も訪れることのない、ジャングルのような無人島同然の島だった。その島を楽園にすることを夢見て、実現させた男・西表正治の生涯を描く。苛酷な労働と栄養失調による失明の危機、大型台風の襲来や、沖縄本土復帰により迎えた沖縄のレジャーランド化に伴い起った由布島退去通知など、さまざまな困難を乗り越えてきた不屈の精神と一〇人の子供を育てたバイタリティは感動的であり、日本人が失った「家族の肖像」がここにある。夢を追い求めて生きた男のロマンがここにある。

目次

帰還
由布島入植
青々と波うついもの葉
うつぐみの心
台風の通り道
消えたジョン
夜のお話会
海をへだてた卒業式
病気の牛
エルシー台風
最後の宴
希望のココヤシ
島にひきつけられる若者
突然の通告
みんなのふるさとに

著者等紹介

森本和子[モリモトカズコ]
東京都出身。出版社を退職後、児童文学に開眼。現在はフリーライター・編集者として活躍中。東京都在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kuri8655

8
沖縄本島から400数十キロ、浅瀬を水牛車が渡る南の楽園・由布島。しかし、ほんの数十年前まで電気も無く、常に飢えと背中合わせの過酷な環境だった。この小さな白砂の島を慈しみ、畑を耕しながら「文芸春秋」を読み、「ヤシの木かげで大好きな本が読めたらどんなにいいだろう」と10年にも渡ってヤシを植え続けた父と、母と、子供たちの物語。著者は児童文学者でもあり、文章がやさしい。沖縄・八重山の歴史に触れる最初の一冊にふさわしい。「一度きたら、二度三度と来たくなる島に」そのとおりの気持ちに私もなっている。2012/03/17

Machida Hiroshi

2
沖縄の由布島に熱帯植物園をつくった人の物語です。これを読むと自然の次に手強い敵となりうるのは役所なんだなと思いました。自然と一緒で強い味方にもなりうるのですけどね。2014/06/15

kizz

2
実際に行った場所なので、読んでいて物凄い実感することが多い。実際、本当に楽園のようでした。そこにいる人たちも含めて。2008/12/10

こーすけ

1
「やると決めたら決して自分の意見を曲げない」頑固な西表正治さん。その集大成が植物蘭園である。 戦争・子供の出郷・栄養失調・台風などの数々の困難を乗り越え楽園を完成させた。特にジョンの話は読んでいるこちらも胸が痛くなった。 由布島は、西表島や宮古島・石垣島と比べるととても小さく目立たない島ではあるが、私の中では死ぬまでに行きたい場所の1つとなった。2021/09/05

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