内容説明
タリバンに捕まった日本人、ヤナギダダイゲン。あの男はいったい何を見てきたのか!沈黙を破って、いま語りはじめた。
目次
アブドゥッラ
出発前夜
国境
クナール
ジャララバード
宿
クナールへ再び
反タリバン武装勢力?
晩餐
クナールを出る
やもりvsタリバン〔ほか〕
著者等紹介
柳田大元[ヤナギダダイゲン]
1964年3月、埼玉県浦和市生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。現在、民芸品を売るかたわら、主にアフリカにて取材活動を続けている
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感想・レビュー
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sasha
5
2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ直後、アメリカ軍による空爆が開始されているアフガニスタンに入りスパイ容疑でタリバンに拘束された日々の出来事を綴っている。近年の身代金目的の人質事件と違って、拘束する方も拘束される方も緊張感ゼロ。アフガン事情を知りたいとか、タリバンの動向を知りたいと思って手にしても参考になる部分はほとんどなし。これはこれでいいのかもしれないが、いかんせん、文章が下手。2019/03/19
RuiRui
0
中国の政治犯刑務所とかに比べるとかなり緩いというか特に拷問のようなものはなかった模様で、とらわれたもの同士楽しく合宿してるかのようにも。フランス人ジャーナリストは市街地でトラックの荷台でさらし者にされて町の人から投石されたとか。開放直前、タリバンの司令官の一人が敵側の一人の友人に開放のために手紙を書く。昔は対ソ連でムジャヒディンとして闘った戦友、しかし今は敵、だけど友人、という複雑な人間関係が、現地の複雑さを感じなくもない。2014/03/18